2011年12月31日

いまさら聞けない人のための仮想化まとめ

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IT営業として、仮想化を理解してなくて通用するの?

ということで、本書でおさらいしてみました。



1.サーバーの仮想化



通常は1台のサーバーで1つのアプリケーションを運用することが多いです。

そのため、ほとんどのアプリケーションは少人数のユーザーに対してサービスを提供しており、サーバーマシンは、処理能力に十分な余裕があります。

この余ったリソースを効率良く使うことが、仮想化の大きな目的の一つです。

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2.ネットワークの仮想化



企業では通常、LANネットワークに対して、部署単位でアクセス権限やセキュリティ機能や冗長構成などが設定されています。

設定は通常、スイッチやルーターなどを使って行われますが、人事異動や組織再編の度にケーブルやスイッチを一つ一つ変更することは、管理者の大きな負担になっています。

ネットワークの仮想化では、物理構成をそのままに、仮想的なネットワーク変更を可能にし、柔軟性の高いネットワーク運用を可能にします。



3.デスクトップの仮想化



デスクトップの仮想化とは、アプリケーション処理をサーバー側で実行させ、エンドユーザーが使うクライアント端末ではデータの入力と結果の画面出力のみを行うことです。

従来のようにユーザー側にアプリケーションをインストールする必要がなく、基本的にハードディスクを必要としないことから、処理能力の低いPCでも使えるようになります。

また、PCにデータを保管しなくなるため、データの持ち出しや、故障時のデータ消失を防ぐことも出来ます。



3.スケールアップとスケールアウト



サーバーの性能向上には、スケールアップと、スケールアウトの、2通りがあります。

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4.プロビジョニング



コンピュータ・リソースやネットワーク設備をあらかじめ用意しておき、ユーザーの要求に応じて対応するリソースを割り当てたり、ユーザーが使用しなくなったリソースを回収して別のユーザーに割り当てたりすること。



5.システム開発・運用フェーズでの仮想化の利用メリット



開発・テストの環境・ツール・ミドルウェアは、アプリケーションのメンテナンスやテスト以外でほとんど使われることがありません。

また、必要なときに再インストールして環境を構築するのには時間がかかり、リムーバブルHDDなどの外部ディスクに複数環境を保持・利用する方式では、同時に複数の環境が起動できないため、運用管理上、現実的な解決策ではありません。

このような問題に対し、サーバー仮想化を用いることができます。

仮想サーバー上で開発・テストの環境・ツール・ミドルウェアを保持し、必要な環境だけを簡単に起動して利用出来るようにすることで、システムの開発・運用の無駄を削減することが可能になります。

【仮想化前】
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【仮想化後】
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6.レガシーマイグレーションの仮想化メリット



ハードウェアリプレイス時には、業務アプリケーションに対応しているOSが新しいハードウェアに対応せず、移行が難しいケースも見られます。

そこでシステム自体を作り替えるアプローチも検討されますが、開発コストが嵩み、さらに枯れたシステムを新たに作り直すために不具合が生じがちです。

古くから使われているシステムのため、詳細を知る人が減っており、新しいOS環境へのプログラム買い替えも容易ではありません。

それに対し、古いバージョンのOSの稼働が可能な仮想サーバーを導入すると、その上でOSごと古いシステムやアプリケーションを稼動させることが出来ます。

レガシーマイグレーションのソリューションの一つとして、仮想化は有効なのです。



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posted by 河村 拓 at 12:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 問題解決に効くネタ
2011年12月26日

営業のプロフェッショナリズムとは何か?

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1.アマチュア営業は不要



法人営業を取り巻く環境が大きく変化しているのに対し、法人営業職のあり方が追いつけていないのではないでしょうか?

競争が厳しくなったことで、今までのような担当者との人間関係に依存した取引は通用しなくなっています。

顧客においては、他社との比較検討の実施や、投資対効果の算出がどこの企業でも義務付けられています。

商品の提供側にとっても、同じような製品やサービスがあふれており、ますます差別化が難しくなっています。



そのような状況にもかかわらず、未だに自社商品を紹介するだけとか、顧客のご用聞きに終始している営業は、アマチュアであると言わざるを得ません。



2.業者ではなく、パートナーになる



本書では、営業は単なる「業者」ではなく、顧客と一緒に問題を解決する「パートナー」であるべきだと述べています。

「パートナー」とは、顧客の求めているものが何なのかを考え、それを実現する上で障害になっているものを探し、どうすれば解決できるのかを能に汗を書きながら考えられる営業のことです。

単に製品を紹介しに来たり、御用を聞きにくる営業は、顧客に取ってはいくらで代替えのきく業者の1つでしかありません。

しかし問題を解決できる質の高いソリューションを創造でき、顧客のビジネスに貢献できる提案を持ってくる営業は、代替えのきかない独自の存在になり得ます。

顧客が本当に望んでいるものに応える努力をせず、先入観にとらわれて、「売れないものでも売るのが営業だ」というようなアマチュアレベルに甘んじているようでは、この先どんどん苦しくなる一方ではないかと思います。



3.情報収集は仮説を立てながら行う



問題解決につながる提案をするためには、まずは問題を知る必要があります。

そして問題を知るには、顧客の現場について情報を集めることが欠かせません。

しかし、いくら情報収集といっても、訪問するたびに闇雲に質問していては、お客様に悪い印象を与えてしまいます。

そうならないよう、事前に仮説を立てるようにしましょう。



前回までにヒアリングした内容を訪問前に整理し、まとめることで、「ここ問題ではないか?」という仮説を見つけることが出来ます。

その仮説に基づいて質問を組み立てれば情報収集の精度が増し、仮説の検証まで出来る場合もあります。

私はよくパワポのスライド数枚に議論したい内容をまとめますが、訪問時にディスカッション資料として持って行くと大変スムーズに会話ができます。



4.ニーズやウォンツを発見する



顧客の求めるものに対してそのまま答えているだけでは、代替えのきく「業者」から脱却することは出来ません。

製品やサービスの情報であれば、インターネットを探せばたくさん見つけられます。

顧客が気づいていない問題点を発見し、顧客が気づいていない解決策を提案できなければ、営業がいる意味はないのです。



顧客のニーズやウォンツが何なのかを常に考えるようにしましょう。

そのためには、顧客の業務や状況に常に関心を持ち、顧客の立場にたって考え続けることです。

協調性ばかりを発揮して顧客の言いなりになるのではなく、顧客に共感できるようになりましょう。



5.応用力を身につける



営業をするうえで知識やノウハウはもちろん大切です。

しかしそれだけでは、問題解決につながる提案をすることは出来ません。



そもそも問題というのは顧客によってバラバラであり、持っている知識やノウハウをそのまま当てはめるだけでは解決しない場合のほうが多いのです。

そういう状況下では、教えられたことをそのまま実行するだけでは不十分です。

自分の持つ知識やノウハウを組み合わせながら、新しい解決策を生み出す応用力が必要です。



管理主義にはしるあまり、営業から創意工夫する意欲を奪ってしまわないように気をつけたいものです。



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posted by 河村 拓 at 22:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 問題解決に効くネタ
2011年12月25日

提案力に効くパワポネタ

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営業の本質は、お客様の問題を解決することだと私は考えていますが、そのためには「提案力」が欠かせません。

この「提案力」の強化のために私が日頃よく行っているのが、パワーポイントでのスライド作成です。

ヒアリングした内容をロジカルにまとめ、問題についてお客様とさらに深彫りする時・・・

提案内容について、お客様に分かりやすく説明し、納得していただきたい時・・・

提案活動の様々な場面でパワポは力を発揮しますが、効果的なスライドの作り方をきちんと学んだことのある人は、実はあまりいないのではないでしょうか?

私も我流で作ってきましたが、『パワポで極めるフレームワーク』を読んで、やはりプロの方法論を学ぶことは大切だと改めて感じました。




posted by 河村 拓 at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 問題解決に効くネタ
2011年12月11日

質の高い作業で勝利をおさめるバルセロナの強さ

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11月18日〜11月25日まで、新婚旅行でイタリアに行ってました。

海外サッカーファンとしては、現地での生観戦を体験しないわけには行きません。

セリエAのユベントスVSパレルモと、チャンピオンズリーグのミランVSバルセロナ(プレミアムチケット!)の2試合を見てきたのですが、事前準備として以下の本を読んで挑みました。


サッカー バルセロナ戦術アナライズ 最強チームのセオリーを読み解く
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1.バルセロナはロジックで勝ち星を積み上げている



日本のビジネス環境では相変わらず「気合いだ!」「根性だ!」「意識が足りない!」という精神論や、「量をこなせ!」とひたすら唱える人がいて驚きます。

それでうまくいくのであれば構いませんが、サッカーの世界を見れば、「気合!」「根性!」「意識!」「量!」ばかりを追い求めているチームは間違いなく敗者です。

現在の世界最高のクラブチームと言われるバルセロナは、どうすれば勝てるのかをとことんロジカルに突き詰め、徹底して質を高める努力をしていることが、本書からよく分かります。



2.実はバルセロナは守備から入る



バルセロナのサッカーはアタッキングサッカーですが、攻撃ばかりを重視して守備はおろそかなのだと勘違いされることもあります。

しかし実際には、バルセロナの戦術ははいかに守備をするかから始まるのです。

ただし、それはディフェンスラインを引いて守るのではなく、素早い攻守の切り換えからプレッシングに転じ、相手のボールを素早く回収してさらに攻撃するための戦術です。



現在サッカーでは、多くのチームが4バックを使っていますが、バルセロナは両サイドのウィング2人を使い、相手ディフェンダー4人を足止めするのです。

いかに2人で4人をマークするのかというと、相手の両サイドバックに厳しくマークしてしまうのです。

両サイドバックにパスが出来ないとなると、ボールを持った相手センターバックは前にパスをするか、前にドリブルするかしか選択肢がなくなります。

しかしバルセロナは2人のウィングで4人のディフェンダーを足止めしているわけですから、その後ろには相手のフィールドプレイヤーが6人しかいないのに対して、バルセロナは2人多い8人がいることになります。

こうして2人の数的優位を作り、たくさん走らなくても効率よく相手のボールを奪える状況をバルセロナはつくっています。



3.常に数的優位をつくるバルセロナ



攻撃の場面でも、バルセロナは動きの量ではなく、質で、精神論ではなくロジカルな戦術で、数的優位な状況を生み出しています。

全てをここで紹介することは出来ませんが、1つだけあげると、バルセロナはセンターフォワード(CF)を使わないのです。

今のチームであればメッシがセンターフォワードのポジションにいますが、頻繁に中盤まで引いてきて組み立てに加わるメッシは、ペナルティーエリア内で構える従来のセンターフォワードとはかなり異質な動きをします。



メッシが中盤まで引いてくるとどうなるか。

まず、本来ならセンターフォワードをマークすべき相手のセンターバック2人は、メッシが中盤まで引いてしまうため、マークすべき選手がいない手持ち無沙汰の状態になってしまいます。

その分数的優位な状況を作れるバルセロナは、ショートパスをつなぎながら前進してきます。

「ショートパスをつなぐ→後方の押し上げが利く→ボールを失ったときにもコンパクトになっている→前方からのプレスによって前向きの守備ができる→ボールの回収力が高まる」

こうしてバルセロナは多くの時間を攻撃に費やすことが出来ているわけです。



では、相手のセンターバックがメッシをマークするために中盤まで前進してきたらどうなるか?

手薄になったディフェンスラインのスペースを、シャビやイニエスタといった中盤の選手の飛び出しや、ウィングのカットインで攻略され、ピンチを招くことになります。

バルセロナの強みは、こうした戦術的な動きを全員が理解し、かつ下部組織の時から徹底して叩き込まれているため、どの選手が出場してもチームとして同じ動きが出来るところにあります。



まとめ



さて実際の試合は2−3でバルセロナが勝利をおさめました。

試合を見ていて感じたのは、ミランの得点シーンが意外性によるものであったのに対し、バルセロナの得点シーンはセオリー通り、言い換えれば想定内のプレーでいとも簡単にチャンスを作っていたということです。

例えばミランのボアテングが試合を振り出しに戻したプレーは、見ていて思わず叫んでしまう迫力のあるプレーでしたが、それに対してバルセロナの得点シーンは冷静なもので、ある意味淡々とした作業のようにも見えました。

クライフやレシャックが重視するのは、動きの量ではなく、質である。質には徹底してこだわる。そして、質の高い動きをチーム全体でできていれば、結果的にそれほど量は必要ないと彼らは考えている。少なくとも、対戦相手より多く走る必要はない。質が悪ければ量で補うほかないかもしれないが、そのときに彼らが第一に考えるのは質の改善ということになる。量を増やせ、という発想はまず出てこない。


意外性やひらめきに頼るわけでもなく、気合いや根性を見せるわけでもなく、たくさん走るわけでもなく、あくまでも淡々とした作業をこなしているように見えるのに、それでも当たり前のように勝利を収めつづけてしまう。

そこに本当の強さを感じずにはいられませんでした。




posted by 河村 拓 at 19:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 問題解決に効くネタ
2011年12月07日

スティーブ・ジョブズの伝記と、映画『マネーボール』を見て

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1.革命家スティーブ・ジョブズ



今スティーブ・ジョブズの伝記を読んでいる途中なのですが、面白いと思ったポイントがあります。

それは、会社の状態によって、ジョブズのようなリーダーを必要とする場合と、そうでない場合があるのではないかと言うことです。



アップル社の立ち上げの時に、傲慢なくらい我が道を行く”革命家”ジョブズがいなければ、今の成功はなかったのでしょう。

しかし一度会社が軌道に乗り、組織が巨大化すると、「いかに新しい行動を起こし変化するか」ではなく、「いかに今やっていることを上手く回していくか」という視点に会社の考えは移っていきます。

そうなったときに、ジョブズのように言うことを聞かない、面倒くさい人は邪魔だったのでしょう。

株式公開とマッキントッシュで成功を収めた後、彼は自ら創業した会社を追い出されてしまいます。



しかし10年後アップルの業績が低迷し、存続の危機になると、組織は再び変革を求めるようになります。

その時にジョブズは再びアップルに必要とされ、見事に会社を改革し、今の成功に至るわけです。



2.『マネーボール』は野球に革命を起こした



革命を起こしたという点では、先日見た映画『マネーボール』も深く共感させられました。

スカウトの長年の経験則と直感で選手を獲得するのが当たり前だった時代に、「年間予算でヤンキーズに大きく劣る我々のような小さなクラブが、ヤンキーズと同じ考えでやっていたら勝てないんだ!」と唱えた、アスレチックスのGMビリー・ビーンの革命がテーマです。



彼は経験則や直感を否定し、統計データをもとに選手を獲得し、チームを構築し始めます。

しかし周囲の反発は大変なもので、「そんなことをしていたら絶対に勝てない!」「野球を全く分かっていない!」「我々の経験則がいかに重要かを理解していない!」「野球への冒涜だ!」と、監督やコーチ、メディアからの批判にずっと悩まされることになります。

しばらくは結果が出ず、彼は様々な困難にぶつかりますが、それでも「野球を変えるんだ!」という自分の想いを貫いた結果、一定の成果を治めることに成功します。



シーズン終了後には当時史上最高額でレッドソックスのGM職をオファーされるのですが、その時のレッドソックスのオーナーのセリフに、この映画の伝えたかったことが凝縮されていると感じました。

「新しいアイデアが出たときは、必ず批判するものが現れる。そんなやり方ではうまくいかない!野球を理解していない!野球への冒涜だ!・・・。彼らは様々なことを言ってくるだろうが、しかしこういう人に負けてはいけない。彼らは結局のところ既得権益者であり、ルールが変わることで自分達の仕事を失うことを恐れているだけなのだ。野球への冒涜などでは決してない。そんなことを言っているチームは、来年以降、我々が優勝する姿をテレビで見続けることになるだろう。」




3.革命家であろう!



サッカーの世界には「勝っているチームはいじるな」という定説があります。

確かに現状でうまくいっているのであれば、わざわざリスクを犯してまで変革をする必要はないのかもしれません。

しかし、今のやり方では勝てないこと、いずれダメになることが分かっているのであれば、批判や否定の声に負けず、自分が正しいと信じたことを成すべきなのです。

結局のところ批判する人達は、組織が変わることで自分達の仕事がなくなることを恐れているだけなのかもしれないのですから。



どうすれば周囲からの反応がいいかだけを気にするのではなく、今をより良くするために必要なことを成すべきなのです。

その結果として、世の中が少し良くなればうれしい、そういう生き方をしたいと思いました。


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posted by 河村 拓 at 21:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 問題解決に効くネタ
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